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ドライマウスによるトラブル

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2018.04.06

ドライマウスとは、口腔内が常に乾いて、唾液の分泌量がとても低い状態のことをいいます。
男性よりも女性に多い症状で、40代頃に始まり50〜60代の方に多い傾向がありますが、若い人でも注意が必要で、ドライマウスになっていても気付かないというケースもあるそうです。

唾液にはとても重要な働きがあります。

例えば、
①口の中や喉の水分補給
唾液が喉を潤し舌の動きを滑らかにすることで、スムーズに話しをしたり、ものを飲み込んだりできます。
②自浄作用
食べ物のカスなどを洗い流し、口の中の掃除をしています。
③雑菌の繁殖を抑える
リゾチーム、ラクトフェリン、免疫グロブリンなど抗菌作用のある成分が、口の中に雑菌が繁殖するのを防ぎ、口臭や口腔(こうくう)感染症にならないよう守っています。
④消化
消化酵素の働きによって、食べたものが効率よく消化・吸収されています。

では、このような働きのある唾液がなくなることで起こるトラブルについてご紹介します。

食べ物が食べにくい・飲み込みにくい
口の中が乾くため、食事が粘膜や歯に張り付いて食べにくいことがあります。ひどくなると舌が乾燥気味になりピリピリしたりすることもあります。
また、唾液の成分であるアミラーゼには、消化吸収を助ける役割がありますが、ドライマウスでアミラーゼが減ってしまうと、消化や吸収がうまくいかなくなり飲み込みにくくなってしまいます。
虫歯・歯周病になりやすい
唾液には殺菌作用がありますから、唾液が正常に分泌されていれば、口の中の虫歯や歯周病の原因となる菌を減らしてくれます。
しかし、ドライマウスになり口が乾燥している状態だと、こうした殺菌作用が十分ではなくなり、歯垢が溜まりやすくなって、虫歯や歯周病を進行させてしまう危険性が高まります。
誤嚥性肺炎の危険性が高まる
ドライマウスによって虫歯や歯周病が進行すると、その菌が肺に入るリスクも高まり、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまう可能性も高まります。
味覚障害
唾液の主成分であるガスチンは、味覚を感じる成分でもあります。
ドライマウスによってこのガスチンが減ってしまうと、味覚障害を引き起こすというリスクがあります。

ドライマウスの原因はさまざまです。降圧薬、抗うつ薬、鎮静薬など薬剤の副作用によるもの、がん治療の放射線治療による副作用、糖尿病、腎臓疾患、シェーグレン症候群など自己免疫疾患の症状として起きる場合もあります。
また、口呼吸が癖になっている、緊張やストレスの高い状態が続いている、加齢などによる唾液分泌の低下もあります。

 

原因疾患がわかっている場合は、その病気の治療を中心に必要に応じて対症療法を行います。症状によって人工唾液や軟こう、保湿ジェルを使用し、唾液分泌を促す薬の服用などが行われます。このほか、マッサージで唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促すことも効果があります。口をすすいで潤した後に、保湿ジェルを指先につけて、頬の内側をマッサージします。
 日常生活の中でも、唾液の分泌を促す工夫が大切です。よくかんで食べる、キシリトールガムをかむ、常用すると酸触症の危険が高まることがありますが、梅干しやレモンなど、唾液が出やすい酸っぱいものを食べることはすぐにできるでしょう。また、なるべくリラックスを心がける、鼻呼吸を意識して行う、部屋が乾燥しないよう湿度に気を配ることも口の中の乾燥を予防することにつながります。

ドライマウスが慢性化していなければ、1〜3ヶ月程度の治療でドライマウスを改善する事はできることが多いです。

ドライマウスにお悩みの方、ドライマウスかな?という方も是非早めに治療することをおすすめします。

                                           歯科助手 宮本

 

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